体の柔軟性に自信があるという人は、肘を顎に付けてみてください。いかかでしょうか？一見、簡単に出来そうな動作ですが、どんなに頑張っても、右肘も左肘も顎に付かないと思います。人体はとても精密にできていますが、ほとんどの人が出来ない動作がいくつかあって、これはそのひとつです。人体は不思議ですね。

今月の商売のヒント：【20年後に後悔しない商売】

商売において大事な資質とは何でしょうか。答えは十人十色だと思いますが「新・経営の神様」の異名をとる稲盛和夫さんは、苦難続きだった実体験をもとに「何事も誠実であれば踏み越えられないこともないし、誠実であれば一目置かれる」というメッセージを若い世代に残しました。
社会貢献の先駆者でもある稲森さんの人生が、誠実さと利他主義の二本柱に支えられていたことはご存知の方も多いでしょう。「人のため世のためを思い仕事をすること」が経営の原点だと、繰り返し語っていました。また日本の将来についても思慮深い洞察を持っていました。日本伝統の芸事が持つ「礼」の精神を尊び、経済力よりも品性や礼儀を重んじ、周囲の国々から尊敬される国になることを望んでいました。
誠実さ、利他心、品性、礼儀。どれも利益に直結したものではありません。誠実で利他心にあふれ、品性と礼儀が備わっていても、自社の商品やサービスでお金を生み出す力が無ければ、ただの良い人になってしまうかもしれません。けれど今はお金を生み出す力が乏しくても、人柄の良い人は周囲から愛されて応援されるでしょう。逆に、お金を稼ぐ力はあっても性格の悪い人の行く末は皆さんが想像する通りです。
もちろん何事においてもバランスは大事です。しかし５年後、10年後、20年後にどうなっていたいのか、そこを見て商売をしている人は、目先の損得に一喜一憂することより大事なものがあることをよくお分かりだと思います。
精神性が上がると、今までと同じ出来事でも見え方や捉え方が変わってくるものです。自己成長の目安にしたいものですね。

「法律」と「技術」を結合させた造語で、法律業務などの利便性を向上させるＩＴ技術を活用したサービスやツールを指す。代表的なものに「電子署名サービス」「契約書管理サービス」がある。政府が推進する働き方改革を背景に注目を集め、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの普及で導入企業が増えている。