前回は、「ブログとTwitterでブランディング！」というお話をいたしました。ニッチな世界で構わないからブログやTwitter を使って楽しそうに交流を続け、フレンドリーなブランディングを構築していきましょう！というお話でした。今回はその続きです。

「正直、ソーシャルメディアと言うけれど本当に商売の役に立つのか？」と思っていらっしゃる方は多いと思います。実のところ、それについては前例がないので分からないまま検証を重ねてきました。で、二年間の答えは「ＹＥＳ」です。
本当にいろいろなことが起きますが、今回は「リワイヤリング」のお話をいたしましょう。

「リワイヤリング」というのは普段の生活や仕事での関係では絶対に起こり得ない人や情報のつながりが、まるで偶然であるかのように生じることです。
Twitterのように、たくさんの人とゆるーい関係性を保ちながら交流していくメディアというのは、自分が思ってもいなかった人が遠くから何気にこちらを見ているという現象が起きがちです。もちろん、それなりに自分から情報発信していることが前提ですが、ある日突然、知らない人から連絡があり仕事や情報をもたらしてくれたりするのです。
つまり、ソーシャルメディアでわいわい楽しそうに多種多様な人たちと交流していると、少しずつ自分の世界が広がるというか、それなりに目立つようになってくるのです。すると、普段のお付き合いと違うコミュニティにいる方が自分に興味を持ってくれて、何らかのアプローチをしてくれるというわけです。すごく自然な流れですが、Twitterがなかった頃にはなかなか起こり得なかった人脈の広がり方です。これが関係性のつなぎ換え、すなわち「リワイヤリング」です。

普段なら知りえない情報や人脈、または仕事が向こうからやってくるのです。
実はこれはTwitter以前にもあるところでは積極的に取り入れられていた運やアイデアを引き寄せる「手法」なのです。たとえば画期的な商品やサービスを世の中に送り出し続ける企業、スリーエムやグーグル。こうした企業では業務時間のうち15〜20％を仕事とは直接関係ないことに費やしていいという規定があるそうです。そうすることによって通常の仕事環境では得られるはずのない情報やアイデアをゲットする！これをTwitterでは、本当に簡単に実現することが出来るわけです。
自分がまったく関わりのなかった外部との接触が容易にできる上、スピードが速い！昨年の例で言えば、通販ショップで売りたいなと思った商品についてTwitterで見つけたメーカーに話を持ちかけてから、簡単にやり取りして30分後には商談が成立していたこともありました。

このように今まではありえなかったことがいろいろと起こるわけです。要するにちょっぴり怖い気もしますがリワイヤリングを意識して操れるようになれば、「運をもコントロールできるようになるのでは」という考えが、ほんの少し頭の中をよぎりませんか？

まとめとなりますが、ブログやTwitter でどんどん自分（自社）を露出、コツコツ情報発信することによって世界が広がり、リワイヤリングが起こり仕事や情報が飛び込んでくる！ちなみに、目立つまでには時間は少々かかりますがすべて無料ですからね。特に小さな会社は利用しない手はないと思うのですがいかかでしょう。
次回は「動画ってどうなのよ？」です。